2010年02月26日

●思ってたヴァチカンもんとちゃうかったけど「死者の季節」


2010年2月26日に読みました。
上巻のカバー裏表紙の解説を引用すると「ヴァチカン図書館にひとりの男が乱入し、衛兵に射殺された。殺される直前、男は図書館にいた女性の前で手にしていた人間の生皮を広げ、「聖バルトロメオ」という言葉を残した。事件を知った刑事コスタは、ヴァチカンがローマ市警の管轄外であるにもかかわらず、男の残した言葉に従い、サン・バルトロメオ教会へ向かう。そこで彼が目にしたものは、全身の皮を剥がれた死体—そして、凄惨な連続殺人事件の幕が開けた…。」てな話ですが。

>

しかし、展開はヴァチカンにもカトリックの歴史にも関係なく、意味深気にカバーを飾るカラヴァッジョの宗教画にもあまり関係ないとなれば、これはけっこう期待ハズレっす。
なんか、読んでるうちに、自分はいったいなにが知りたくて読んでるのかワケがわからんようになってくるっちゅーか、物語の本質を見失うっちゅーか、そんな感覚を久しぶりに味わった小説です。我慢して上下巻、読み切りましたが。
で、結末は、え〜、そんなこと〜っちゅーようなことですが。
映画にしたら90分くらいに凝縮されて、視覚的にも面白いのかもしれませんけど。
まぁ、ヴァチカンも俗にまみれて、金融屋やマフィアにもまみれて、えらいこっちゃっな〜てなもんか。
う〜ん、ちょっと思ってた展開と違ってたな〜(合掌)

男の台所が自信をもってお勧めするパスタ完全セット



Posted by らぼまる at 18:12│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。