2010年10月01日

●かなり不思議な後遺症がのこるのです「蛇を踏む」



だいぶ前に読んだんですけど。
川上弘美著・文春文庫。
出会い頭にわけのわからんもんにぶつかったよーに、
最初の1行で好奇心をわしづかみにされて、
そのまんま異次元の世界へ拉致されたよーに引き込まれ、
どないなるねんや〜と思っていたら、
あれよあれよとゆーまに
投げっぱなしジャーマンスープレックスを喰らったよーに
受け身もとられへん状態で幻から現へ放り出されるよーな、
放り出された私はどないしたらええねん〜、
さっきまでの世界はなんやったんや〜、
あ〜モヤモヤするぞ〜みたいな短編集です。
っちゅーて、決して後味が悪いわけでなく、
かと言って心地よいわけでもなく、
かなり不思議な後遺症がのこるわけっすが。
これをどう説明しましょ〜。
こんな世界が好きな人はハマってしまうわな〜、川上ワールドに。
幸いに私はジャンキーにまで至る最悪の状況は避けられたよーっすが(笑)。
でも、また読んでしまうかな〜。
いつになるかわからんけど、フッと恋しくなる世界ではあるな。
川上さんの「うそばなし」遊びにマジ中毒になっちゃった人、
くれぐれもお大事に(合掌)。
川上さん自身のあとがきも面白いっす!
面白すぎて、かしこまった松浦寿輝さんの解説が浮いてしまってる。
だって「うそばなし」ですやん(笑)。


Posted by らぼまる at 14:27│Comments(0)
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