2022年07月28日

吉行エイスケ 「東京ロマンティック恋愛記」



1931(昭和6)年「近代生活」4月号初出。朗読時間約17分。作家の吉行淳之介氏、女優の吉行和子氏のお父さんです。上手いなぁと感心する比喩と形容詞の嵐で、コンパクトに済む言葉がなかなかなかなか。その一個一個は素敵なんすけど隙間なく連続攻撃されると「素敵」に打たれすぎたパンチドランカー状態で、今がどんな状況なのか迷子になって、終わった時になんのこっちゃとなってしまうのでした。ま、単にこっちの受け取る感受性が貧弱なだけっすが。嗚呼、豊かさってなんだろうなぁ、と91年後のため息。







Posted by らぼまる at 23:32│Comments(0)
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