2022年01月24日
豊島与志雄「泥棒」
1921(大正10)年「少年倶楽部」12月初出。朗読時間約15分。子供用なんだということをすっかり忘れてました。しかし、透明人間になった者は自分の姿を見ることができるのか。流れ出た血も皮膚が見えるからこそで、見えなければ血も空中に浮かんでる。いや、血も透明になるのか。仙人だかたぬききつねだかもこれほどの術を持ってるならダークサイドに堕ちれば欲に任せてなんでも仕放題じゃん、とか。少年たちをパシリにした(今のオレオレ詐欺みたいな)組織の親玉でもやれたのに。「少年倶楽部」エライッ。
Posted by らぼまる at 16:51│Comments(0)