2018年11月27日
まさかまさかのラストにゾクゾクゾワゾワ。
「夜の蝶」
57年吉村公三郎監督、京マチ子、山本富士子、船越英二出演、92分。原作は川口松太郎「夜の蝶」。戦後10余年、この時代、東京の人口は800万人、大阪は300万人だったらしい。二人のママの因縁と復讐、関西デパートの東京進出に関わる男たちの裏切りと工作、戦争で将来を奪われた音大エリートの哀愁、ママの貢相手の医学生が背負う戦後の原爆の傷跡、そして酔っ払い運転も通常運転(笑)な時代。敗戦と高度成長のアンバランスに浮かれる時代。にしてもこの凄絶なラスト(ウィキ参照)は想像してなかっただけに、まさかまさかと途中からゾクゾクしてしまった。機会があれば是非是非。
銀座花のれん 銀座餅
Posted by らぼまる at 16:06│Comments(0)