2016年03月13日

ブリッツ




11年英エリオット・レスター監督作品。無駄のないカット、セリフ、演出がなかなかの腕前。で、このスキなし演出とカメラワークで凝縮した90分の中身が濃いのは当たり前のできばえ。終わりかたも、最初の振りを伏線にしてなかなかのハードボイルドです。エンディングの歌も新しくはないけどカッコいいっす。原作はケン・ブルーウン。そしてウィキしたら氏の著作「酔いどれに悪人なし」をず〜っと昔に読んでいたのだった。当時の感想を読むと「舞台はアイルランド。主人公は元警官の酔いどれ探偵。んで、全編、ハードボイルドなセリフが満載で、ちょっと胸焼け気味になる〜。しかも、推理小説かと思いきや、犯人探しなんて二次的要素で本格推理ではない。だから、推理小説と思って買った人はガクッとするよ、ボクみたいに。あえて言えば、アイルランドにこだわった、アイルランドに生きる酔っ払いの物語。ま、それなりに面白かったけど、作者の嗜好がわかったので2册目は買わないな。」というもの。それにしては今回の「ブリッツ」はちゃんとしてた(笑)ひょっとして映画と小説は若干テイストが違うのかな。(160301)




酔いどれに悪人なし




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Posted by らぼまる at 01:02│Comments(0)
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